当院では安全で確実な歯科医療を実践するため以下に述べるような考えのもと診療を行っています。

1.コミニュケーションを大事にします

歯科医院におみえになる方は様々です。痛くて我慢ができないので診てほしい、ほかの先生に診てもらったが痛くされ行きたくなくなってしまった、他の医院で治療が中途になってしまっている、治療内容に納得がいかなかった、治療の説明がなかった、治療費が不透明だった、またいままで自分の受けてきた歯科治療がどういったものなのかを診てほしい、健診をしてほしいなどいろいろな理由があると思います。

当院では少しでも皆様の希望に沿えるように、皆様方から話を聞くというところから始めています。

皆様方から話を聞く

2.正しい治療は検査・診断から

レントゲン検査や歯周病検査、唾液検査、かみ合わせ検査などの検査を行い診療方針を立て、計画診療を行うよう努めています。(検査には一部健康保険適用外のものもあります)

正しい治療は検査・診断から

初めて当院を訪れる方のなかには、歯医者さんで「検査?」と少しけげんな顔をされる方もいらっしゃいますが、内科を受診されたときのことを想像してみてください。具合だけを聞いてなにも診ず、調べずに薬を処方したり、注射をしたりする先生はいないでしょう。症状に応じて、触診をしたり、血圧を測ったり、採血をしたり、聴診器で胸の音を聞いたりして必ず調べる(検査)と思います。

医療とは本来、「検査(診査)→診断→治療方針の立案→治療→再検査(診査)」です。

歯科では残念ながら、健康保険で認められている検査が少ないのが現状です。ですから十分な診査もせずにすぐに削ったりなどの「治療行為」をしてしまう歯科医院があるのも事実です。

 *当院では応急処置を除いて十分な説明をせずに、すぐさま治療行為を行うということは通常ありません。

3.メインテナンスを重要視します

一連の治療終了がゴールではなく、生涯ご自分の歯で食生活などを営んでいただくのが最終目標と考えています。

お口の状態が惨憺たる状態の方でもすべての治療に1年以上かかる方は少数です。当院では治療終了後歯科衛生士とともに5年後、10年後、15年後・・と皆様自身のセルフケアを後押ししながら、しっかりフォローさせていただきたいとの思いでメインテナンスを大切にしています。

治療だけがわたしたちの仕事ではありません、治療する必要のない状態(健口)を長く維持していくのがもっとも大事なことです。

自動車も走ればタイヤも減りますし、エンジンオイルも劣化します。お口の中も経年変化で状況は変わっていきます。20代からの10年間と50代からの10年間では同じ10年でも身体の変化の落差が違うと思われますので、当院では治療後に皆様とご相談の後に定期的なお手入れ(健診)にお越しくださいますようお願いしています。厚生労働省から令和2年8月よりかかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(以下:か強診)に認定されましたので継続的なメインテナンスが健康保険で受けやすくなりました。

か強診は東京都でも令和3年1月時点で10%未満しか認定されていないハードルの高い制度です。