かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所とは厚生労働省が平成28年4月にむし歯や歯周病の重症化予防のために作った制度で、当院も令和2年8月に厚生労働省から認定されました。

かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(略称:か強診)をひとことで言うと「定期的かつ継続的なお口の管理を行う診療所」となります。

これは「かかりつけ歯科医がいる」人たちの寿命が長いという調査結果に基づいた制度です。

か強診を取得している歯科医院は全国でも16%東京都では8%です(2019年12月時点)、一年以上経った今(2021年1月時点)も東京都では10%未満だそうですが…。

か強診の認定を厚生労働省から得るにはには下記のようなことが求められます。

  1. 医療安全対策・高齢者の心身の特性や緊急時対応のできる歯科医師や予防・メンテナンスができる歯科衛生士が在籍していること
  2. 診療中の偶発症緊急時に他の医療機関と連携がとれており、血圧計やAEDまた酸素供給器などを常備してることまた、使用する医療機器の衛生対策(消毒・滅菌)が十分にできていること
  3. 診療室内で診療中にでる歯の切削・入れ歯の調整時に飛散するであろう粉塵を吸引できる強力な吸引装置を診療台周囲に配備してること
  4. 通院中の患者さんが高齢や身体的な原因で通院できなくなったとしても訪問歯科診療を提供できること

以上、「専門性」「安全性」「衛生面」「他の医療機関との連携」がとれてることが必須の診療所になりました。