治療例 1
上あごも下あごも中等度の歯周病に罹患しており、従来のばねの部分入れ歯ではしっかり咬むことができず、また高齢のため外科処置によるインプラント治療ではなく残っている自分の歯を最大限に活用した堅牢なコーヌステレスコープ義歯を選択しました。
<上あご>
<下あご>
治療例 2
下の前歯が4本(実際には3本分+α程度のスペース)なく固定式のブリッジでも治療可能ではあったケースです。しかしながらセメントで固定するタイプだとお手入れに不安があったのと、長く使いたいとの希望からご自分で取り外しができるコーヌステレスコープ義歯を選択しました。
取り外しができるためほとんどの修理は即日にできる優れた入れ歯です。
治療例 3
残っている歯が全部で11本しかなく少しでも長く自分の歯を残したいという希望を最大限に活用しながら長持ちさせられるという希望に答えられるよう制作しました。
さいわい残っている歯の位置がよく力学的にも安定した、たいへん理にかなったコーヌステレスコープ義歯ができました。
<制作手順>
土台になる歯の型採りと上あごと下あごのかみ合わせの記録を採ります。
外冠制作のため内冠を含めたあごの型を採ります。
咬みあわせを十分考慮し、フェイスボウという特殊な装置をつかって咬みあわせを正確に再現してくれる咬合器に付着し入れ歯作りをします。
内冠を含めた状態でのかみ合わせを口の中で記録し、歯を並べて徐々に完成していきます。もちろん完成までの間に患者様の意見や感想もお伺いしていきます。