歯並びが気になる方へ

症例1

永年あごの「顎関節症」にて悩まれていた50代前半の女性です。あごが痛み口が開かなくなったのが来院理由です。

当院にて正確な歯型を採り、咬合器(かみ合わせを正確に再現する器械)に上あごと下あごの歯型をとりつけ、かみ合わせを分析し原因を診査しました。その結果あごが動く際に誘導すべき歯の接触がなくたいへん安定の悪い状態だということがわかりました。

また普段も口唇を閉じることがあまりできず口が渇くということも訴えていました。

治療前の検査にてお顔の側貌をセファロレントゲンにて撮影し診査したところ上下とも口もとがかなりつっぱたような状態であるということもわかりました。(本人の訴えていた通り口唇を閉じる のがつらいというのと一致していました。)下図のピンク色の口もとを5mm程度なかにひっこめることを目標にお顔の側貌のプロファイルの改善と同時にかみ合わせの機能改善を念頭におき治療をはじめました。

「顎関節症」にて悩まれていた50代前半の女性

治療前

治療前

治療終了後のお顔の側貌写真からもわかるよう治療前の突っ張った口元がおおきく改善しているのがわかると思います。

治療終了後のお顔の側貌写真

治療後
治療後

現在は黒い金属の詰め物や被せものはすべて撤去して白いセラミック系の材料で治療を終え現在、年に2回程度の健診とティースクリーニングにてフォロー中です。

治療後


症例2

前歯が気になるといってみえた10代女性です。お母さんも「前歯が気になるせいかあまり笑わないんですよ。」と言ってました。検査の結果同年代の女性よりも上の前歯がかなり前方に傾斜(唇側傾斜)してるのが側貌のセファロレントゲンからもわかります。同年代の日本人女性と比べると,

ピンク色の部分がでている分です。治療方針としては、上の前歯の歯軸を改善しつつ歯の並ぶ歯列もU字型になるよう整え、なおかつ咬み合わせも良くなるように歯を再排列するよう目標を立てました。

*当院では素人目にみてもわかるような場合でも誤診防止や診療方針・治療計画立案のため、また特に成長期にあるお子さまたちの場合はあごの骨格の成長状態を把握してなければいけないので必ず歯型やレントゲンそして口腔内&顔貌写真を撮影します。

歯型やレントゲンそして口腔内&顔貌写真を撮影

治療前

治療前

治療後の正面の口元の写真とセファロレントゲンです。

治療前に比べ上の前歯の歯軸が大きく改善しているのがおわかりいただけると思います。治療後は人前でも大きくお口を開いて笑える素敵な笑顔の女性となりました。

治療後の正面の口元の写真とセファロレントゲン

治療後

治療後