”唾液力”関連記事

4月の朝日新聞にちょうどタイムリーな記事が出て

いたのを教えてくださった患者様がいらしたので

載せておきます。

ぜひご参考にされてください。

記事内容は下記の通りです。

 

『新型コロナウイルスの感染拡大とともに歯科医院

から足が遠のいた記者は、マスク生活で口元を気に

する機会が減り、歯磨きも手を抜きがちに。

先月、2年半ぶりに歯の検診に行くと、歯周病予備

軍といわれ、唾液の分泌量がかなり少ないとも指摘

された。
唾液の量ってそんなに大事なの?日本歯科大学の菊池

憲一郎教授(組織学、解剖学)を訪ね、説明してもらっ

た。健康な人が1日に分泌する唾液は1~1.5リットル

とされる。 食事の際に消化を助けるだけでなく、口

の中の細菌を洗い流したり、声を出しやすくしたり

する。
歯の健康にも重要な役割を果たしている。毎回の食事

で酸性になった口の中を中和して、歯の溶けたエナメ

ル質を修復する 「再石灰化」を促すほか、歯石も予防

してくれる。義歯(入れ歯)の安定にも役立っている。
「残念ながら、加齢とともに、唾液腺の活動は弱まり

ます」。唾液を作る細胞が、年を取り死んでしまい、

60~70歳を過ぎると、唾液の分泌の減少が顕著になる

という。それを裏付けるように、2016年の厚生労働省

の調査では、55歳以上で年齢階級があがるほど 「口が

かわく」の訴えが増え、65~74歳で10.9% 、75~84

歳で16.9%が症状を訴えていた。

抗アレルギー薬など飲み薬の影響でも唾液の分泌が減る
場合もあるという。体を鍛えるように、唾液を出す力も

鍛えることができないだろうか。

10年ほど前から、様々な場で推奨されているのが

「唾液腺マッサージ」。唾液を出す唾液腺の代表的な

ところを刺激し、活性化させる方法だ。
主な唾液腺は三つ。こめかみ下の内側にあり、ほおがぷ
くっと膨らむ 「おたふく風邪(ムンプス、 流行性耳下腺
炎)」で知られる耳下腺、ロ底部の舌のすぐ下の舌下腺、
もっと深く沈み込み、通常安静時に多くの唾液を作る

顎下腺だ。3カ所で唾液全体の95%を占めるという。
「風呂の湯船につかり、血流が良くなってからやると効
果的です」と菊池教授。
もっと手軽なところでは、「レモンや梅干しなど酸味の
ある食べ物を想像するだけでいい。いつでもトライでき

ますよ」とも助言してくれた。早速やってみて歯の健康

を取り戻し、まだまだ美味しいものを食べ続けたい。』

 

 

 

 

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