ひかり歯科医院での顎関節症治療 ~番外編~
今年の上半期(1月から6月)の当院にて口が開かないや顎がおかしい、かみ合わせがおかしいといった訴えのもと、診査の結果「顎関節症」の診断名がついた新患初診を集計してみました。
顎関節症の症状については下記をご参照ください。
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トータル13名で、男女比は男性はわずか1名他はすべて女性でした。年齢別構成比は30歳代・40歳代で全体の70%を占めてました。
治療についてですが口が開かないといった緊急性の強いケースは応急的な徒手整復(マニュピュレーション)にて対応しましたが、多くはかみ合わせの検査を行った後にかみ合わせ治療(複数回による咬合調整)、またすでに治療済みにてたくさんの被せものやつめものがされているようなケースでは不適切な被せものを撤去し仮り歯を製作し「咬合再構築」を行いました。そして典型的な顎関節症Ⅰ型と言われる強い咀嚼筋障害の方もいました。
顎関節症の分類については下記をご参照ください。
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さらに、前述の「かみ合わせ治療」は、ある意味限界治療なので根本的に歯の並んでいる位置に問題のあるケースでは歯列矯正にて対応、現在治療中です。
僕が学生時代には顎関節症は20歳40歳前後の女性に多いと教わりましたが、今でも当時と大きく変わっていないのだと再認識しました。