性差医療・医学 2
今回は性別により多い病気についてお知らせします。
痛風は男性に多く、うつ病は全ての年代において女性に多く、また胃がん・肺がん・食道がんは男性に、骨粗鬆症・メニエール病・鉄欠乏性貧血は女性に多いです。一般的にがんは男性に多いといわれてます。歯科疾患では歯周病もむし歯も女性がなりやすく男性は重症化しやすいと言われてます、そして顎関節症も20−30歳代の女性に多いということが知られています。
循環器疾患は性差がよく知られている領域ですが同じ疾患でも男女で症状の訴え方が異なる病気があります。 例えば心筋梗塞 男性は胸痛の訴えが典型的ですが、一方女性は非典型的な歯痛 肩の痛み 吐き気 腹痛 めまい などがみられます。虚血性疾患と言われる狭心症・心筋梗塞の発症は男性が女性の2−4倍多いのですが閉経後は女性の罹患率が上昇します。
理由として考えられるのが女性ホルモンの低下で、心臓や血管を守る保護作用が薄くなるためといわれてます。