性差医療・医学 3
疾患の性差には性ホルモンの関与が影響してると
言われてます。
閉経前の女性に生活習慣病が少ないのは卵胞ホル
モンであるエストロゲンの様々な働きにより守ら
れているからです、しかしながらエストロゲンが
減少する閉経後は一転して生活習慣病が増加しま
す。
特にリスクの高くなる病気の代表が脂質異常症で、
こちらは動脈硬化の危険因子のひとつで閉経前は
少ない動脈硬化も閉経後は増加します。
動脈硬化は「男性の病気」のイメージかもしれま
せんが実際にはそうではありません。
一方、男性ホルモンのテストステロンは第二次性
徴を促すホルモンであることが知られてます、年
齢を重ねるということとストレスによりテストス
テロンが減少するとメタボリックシンドローム、
心筋梗塞、脳卒中やがんなどの生活習慣病のリス
クが高まるとされています。