性差医療・医学 5
今回はがんの罹患率についてです。
がんは男性の方が罹患率が高く、3人に2人
が罹患します。
女性は50歳代前半まで男性を上回り、女性特有
の乳がん、子宮がん、卵巣がんで、50歳代前半が
ピークになることで男性を上回ることによります。
しかしながら60歳代以降は圧倒的に男性の罹患率
が80歳代まで増え続けます。
日本人において明らかながんの原因としては、
受動喫煙を含む喫煙、過度な飲酒、運動不足、
肥満、食事(塩分過多、野菜・果物不足)、細菌
やウイルスの慢性感染と言われてます。
男性が、女性よりがんの罹患率が高い原因は不明
ですが、女性ホルモンが予防的に働いてるのでは
というのが推測されます。がんは男性であるとい
うことそのものが、リスクになってしまうという
現実を受け止める必要があります。