入れ歯か、インプラントか 1

よく聞かれる質問の代表が今回のタイトルです。結論から言いますと、患者さん個人により結論は大きく変わります。

インプラント治療自体は多くの臨床実績を経年的に積み重ねられている歯科治療であり、失った歯の審美的機能的回復という点ではたいへん優れた歯科治療の選択肢ですが、れっきとした外科処置であるという認識が必要です。

局所麻酔や抗生剤・鎮痛剤も使用させていただくことになりますので、アレルギーがある方や糖尿病などの基礎疾患のある方にはリスクになります。

また、解剖学的に神経や動脈を損傷するような場所には植立できませんし、術後の痛みや腫脹(腫れ)も場合によっては大きい事もあります。また、術者によっても成功率が変わるでしょう。

生体がインプラントを受け入れない事も可能性としてはあります。

とはいえ、歯を失ってしまったあとのリハビリという面ではとても優れた方法です。現在では、インプラントも手術法も進歩してきており、口の中のどの場所にもインプラントは可能といえます。

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アタッチメント義歯の一例

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