合う部分入れ歯って?

部分入れ歯のパターンはきわめてたくさんあります。一本も歯のない状態から一本しか歯が残ってない状態まですべてをカバーする可能性があるのが部分入れ歯です。

そして日本でもっとも多い、ばねで残っている歯に引っかけてもたせてるタイプの入れ歯(クラスプ義歯といいます)ですが、今では入れ歯先進国ドイツでは歯学部の学生の授業でも教えていません。それだけ有効性が少ない入れ歯だということだと思います。

さて本題の合う部分入れ歯とは、残っている天然の歯と取り外しができる部分入れ歯が強固にしっかりと密着しているかがポイントだと思います。

前述のクラスプ義歯のばねは入れ歯が落ちないようにするためであり、残っている自分の歯と入れ歯が強固に一体化しているわけではありません。歯と入れ歯の維持装置として非常にたくさんのツールがありますが、それらをひとくくりにして「アタッチメント」と言いわれわれ歯科医の間ではアタッチメント義歯と呼んでいます。

当院でも、ドイツで考案されたテレスコープシステム義歯の対案として提案させていただくことがあります。

 

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当院が得意としている入れ歯~後編~

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アタッチメント義歯の一例
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