当院が得意としている入れ歯~後編~

前回述べたテレスコープ義歯はそれなりにてがけてる歯科医院もあるとは思いますが、大きな違いに製作方法や義歯の設計があげられると思います。

当院ではドイツでも実際に治療を行い、学生への講義もおこなってきたテレスコープ義歯の日本での第一人者である元日本歯科大学教授稲葉 繁先生のもとで講義や実習を受け「正統派テレスコープ義歯」を学んできました。

そして自分のクリニックで実際に希望される患者様に提供し、そのなかで得た自分なりの多くのノウハウをフィードバックし次のケースに生かすという努力を重ね、いまでも年に数回の講義を受け自分の考えてる方法や治療に間違いがないか確認をしています。

大切なことは経年変化で起きるトラブルにしっかりその場で対応できることだと思います。ご自分の歯であれ人工の歯であれ必ず大なり小なりの予期せぬことはあるものです。したがって、修理などしながらでもよいので少しでも長期間使ってもらうことが大事になってくると考え、個々に応じた間隔での定期健診にて大きなトラブルを防ぐ努力をしています。

また当院では前述の入れ歯以外にも「アタッチメント義歯」といってさまざまなパーツを使った入れ歯もてがけています。アタッチメントとは”維持装置”と思ってもらえば良いと思います。時計産業が盛んなスイスでは70種類ものアタッチメントがあると以前聞いたことがあります。そのうち日本に導入されてるのはわずかです。しかしながら維持装置の選択も大事ですが、やはり”入れ歯の設計”も重要なウエイトを占めています。

近年では、インプラントを必要最小限使用した入れ歯もてがけ良好な結果を残しています。インプラントを効果的に利用しご自身の天然の歯が一本でも多く残ればおおいに利用価値はあると考えています。

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合う部分入れ歯って?
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