歯科界の窮状−5
5回目のテーマは歯科医師と歯科技工士の密な
関係についてをテーマに書きたいと思います。
歯科技工士は歯科医師の指示のもと患者さんの
お口の状況を診て被せ物や入れ歯のデザインを
歯科医師と設計をし、型取りをしてそれを歯科
技工士に伝え製作してもらいます。
コレって家づくりと似てると思いませんか?家
づくりも設計士さんがデザインした家を実際に
カタチを造る大工さんに作ってもらうと考えると
とても似てると思います。
このような関係であるならば、両者で『同じ絵』
を見ていないときっと良い仕事はできません。
キレイに上手く患者さんのお口におさめられた
被せ物の歯や入れ歯を、さも自分が全てやったか
のように錯覚して言う歯科医師がいるとしたら
それは勘違いも甚だしいですね。
歯科医師であれ設計士さんであれ歯科技工士、
大工さんに敬意を払わないのはダメです。 歯科
技工士は決して歯科医師の下請けではありません。
歯科医師と同等の対等な立場でお互い少しでも良
いものを患者さんのために作ろうと意見を言い合
える大事なパートナーという関係がベストです。