入れ歯って・・?

「『入れ歯』ってどういものなの?」という質問をよくされますのでお答えします。

「本来あるべき歯を失ってしまったケースに適用する人工の歯です。」というのが答えになるかと思います。さらに付け加えれば、取り外しができたり、セメントなどの接着剤で固定するタイプの 二つに分かれます。一般には前者を入れ歯(義歯)、後者をブリッジといいます。

専門的には、つまり歯科医学的には若干区分けは違うのですが世間一般には前述のアンダーラインの解釈で良いと思います。

なおインプラントは漢字で書くと「人工歯根」となりますので大きなカテゴリーで言えば入れ歯と言えるかもしれませんが、歯科医の認識では入れ歯のカテゴリーにいれてないのが普通です。

よくある話しとして、失ってしまったところに入れ歯にするかインプラントにするかと他の歯科医院で言われ悩まれ相談にいらっしゃる患者さんがいますが、インプラントは入れ歯の対極にあるという認識があるためか、インプラントを入れ歯のカテゴリーにいれないと考えてる歯科医が多いのが理由だと思います。

入れ歯は国民の5人に1人が世話になってるというデータもあるぐらいなじみのあるものなのです。歯科医師的には望ましいとは思ってませんが・・。

これからしばらくは当院の専門でもある入れ歯先進国のドイツ式義歯、「テレスコープ義歯」を含めた取り外しのできる入れ歯について綴っていきたいと思います。

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