前々回のTopicsにて書いた通り口呼吸が原因と考えられる悪い歯並びの場合には、頑張って矯正治療で歯並びを治しても再び歯並びが悪くなってしまう可能性があると書きました。

特に小児期から矯正治療を始める場合もっともはじめにやるべきことは「悪習癖の除去」です。次に「あごの骨格の成長コントロール」が挙げられます。「歯並び」はそれらのことを是正したうえでの最終段階として治療します。

つまり原因となる悪習癖の修正もせずに見た目だけの歯並び治療をしても治療後の後戻りの原因となってしまいます。これではまずいと思います。

本来、人間は赤ん坊の時には鼻呼吸です。母乳を吸っているときは鼻呼吸をしています。

卒乳が早かったりすると口呼吸を早くに覚えてしまいます。私の診療室ではお母さま方に子供がもういらないというまでしっかり母乳をあげるよう指導しています。できれば2歳半以降3歳くらいまでが理想ですが、そこまで母乳というわけにもいかないので、卒乳後は正しい形態のおしゃぶりをお勧めしています。

これが正しい口腔育成につながりひいては鼻呼吸にもつながると考えています。