知覚過敏 4

知覚過敏の原因として私たちがよく経験するものとして虫歯の治療に伴って症状が発現する場合、また歯を白くするために行うホワイトニング処置によって発現する場合があります。

虫歯の治療に伴って起きるのはいわゆる平たく言うと、「虫歯が神経に近づいているために起きる症状です」治療に伴って象牙質の象牙細管内液の移動がおきたりすることにより、歯の神経である歯髄が痛みとして感じると考えるのがわかりやすいと思います。

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過度な刺激が長く続くと歯髄が炎症を起こし状況によっては1ヶ月程度続くこともあります。

たとえば歯を削る際には必ず熱が発生します。オーバーヒートしてしまうといけないので十分な水量下で歯を冷却しながら歯を削るのです。そうしないと歯髄が炎症を起こしてしまいます。ちなみにヨーロッパでは歯を削る際の1分間にでる冷却水の量に決まり(50ml/分)があります。

また歯を白くするホワイトニング剤の影響で知覚過敏症状がでることもあります。知覚過敏症状がでる本当の機序はまだわかっていないのですが、薬剤が影響しているのは明らかです。症状がでたら一時中断すれば自然に消失します。もともと知覚過敏症状がある場合は担当医に言って処置前に症状を和らげてもらってからホワイトニングを行うのが望ましいでしょう。

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